「だっ、大丈夫!」のホンネ

あなたが何か手伝ってあげようとしたり、困ってないか尋ねたりしたときに、

「ううん、大丈夫!」
「大したことないから!」

なんていう風に断られることってありませんか?

支援を素直に受け取れないのはなぜ?

もちろん、本当に大丈夫な時もあります。

その場合は気にせずに放っておいてOKです!

だけど、もしかしたら本当は助けが必要なのに、次のような理由であなたの支援を受け取りにくいのかもしれません。

1. 対等でなくなる気がする

支援を受ける方は、立場が一段低くなったような気がすることがあります。

「人から助けられるということは、自分が劣っているということだ」と感じる場合があるんです。

2. うまくいっていない状況を認めたくない

また、自分が辛い状況にあるという事実、失敗しているという事実を認めたくないこともあります。

人から助けられることによって、うまくいっていないことが明白になってしまうのがイヤだと感じるんです。

3. 借りを作りたくない

助けられることによって、何か返さなければならない借りができるように感じるかもしれません。

少なくとも最低限お礼の言葉を言う必要がある、ということ自体が負担に感じることもあります。

「ありがとう」と言うことによって、借りが1カウントされると思ってしまうんです。

4. 迷惑をかけたくない

あなたに迷惑をかけたり、トラブルに巻き込んだりすることを避けたいと思っている場合もあるかもしれません。

5. 助けられることに慣れていない

今までの人生で一人で解決しなければならない場面が多かった人は、人から助けてもらうことに慣れておらず、あなたの申し出に戸惑っているかもしれません。

「ステルス支援」をやってみよう!

敵のレーダーに発見されにくい戦闘機のことをステルス戦闘機と言います。

これが転じて、ばれないようにこっそり行う行動に「ステルス」という言葉が使われるようになりました。

例えばSNSでの「ステルス・マーケティング」なんて聞いたことありませんか?

さて、相手があなたから助けてもらうことに心理的な抵抗を持っていそうな場合、

「ステルス支援」

というテクニックがあります。これは、

相手にばれないように支援する

という意味の造語です!(実は今考えました)

相手の心になるべく抵抗を生じさせずに助ける方法として有効で、次回はこの「ステルス支援」の具体例を紹介したいと思います!