はまるとつらい落とし穴
世の中には
「お金を寄付しないと魂が地獄に落ちますよ~」
なんていう宗教があるみたいです。
しかも、
「家族よりも神様を信じろ、家に帰らず宗教施設で暮らせ」
と言ったりもするようです。
これって、
- あなたから一方的にお金を奪おうとしている
- 断ったら地獄行きのペナルティがあると脅している
- 家族とのコミュニケーションを制限している
という、三つの要注意ポイントに全部あてはまっています。
こんなのにどうして引っかかるのか・・と普通は思いますよね!
でも、人の心は極端に弱くなるタイミングがあって、うまくそこに付け込まれるとはまってしまうことがあるんです。
「好きな人」にもご注意!
宗教にはまる経験はあまり一般的ではないかもしれませんが、多くの人に起こりうるのは、好きな人ができたとき・・です。
好きな人ができたら、相手からも好かれたい、って思いますよね!
その相手から何かしてほしいって頼まれたら、頼られたのが嬉しくなって、できる限り応えたくなってしまいます。
だけど、「相手から好かれたい」と思っているときは、「ペナルティの脅し」にとても弱くなってしまうんです。
具体的には、
「断ったら嫌いになるよ」というシグナルに対する不安が通常よりも強くなってしまう
んですね。
もちろん、
「言う通りにしないと嫌いになるぞ」
とはっきり言ってくる人はほとんどいないでしょう。
この場合も、明確な脅しよりも、不機嫌な態度の方がよく使われます。
また、こちらが勝手に邪推して、
「断ったら嫌われるんじゃないか」
と、自分の思い込みで自分に脅しをかけてしまうケースもあり得ます。
この場合は、相手は実際何もしていないのに、こちらが勝手に不安になって断れなくなってしまうんですね。
好きな人ができたときの対策は、なかなか特効薬はありません。
まずは自分の心に「嫌われたくない」という弱みができてしまっていることを自覚しましょう。
その上で、こんな風に考えるんです。
- 頼みごとを断ったくらいで気を悪くする人じゃないはず!
- 自分の気持ちを考慮してくれないような人だったら、こっちからお断り!
また、逆にもしあなた自身が相手を不安にさせているかもしれないと思うことがあったら、お願い事をするときにはこんな言葉も一緒にかけてあげましょう!
- 負担を感じずにできる範囲で考えてほしい!
- 断られても悪くは思わないから安心してほしい!
これは家族・友人・恋人のすべてに対して役に立つ、お互いの信頼関係をより深くすることができる言葉です。
そして、言うだけではなく表情や行動でも、この言葉に込めた気持ちを表現することが大切ですね!