4月になって、新学年が始まり数日が経った頃。
登校時についうっかり、前の学年の教室に着いてしまうことって、あるあるですよね?
教室に入った瞬間、
(あれ?なんか顔ぶれが違うぞ・・あっ、間違えた!)
と、恥ずかしい思いをします。
なぜこんなことが起こるのかというと、毎朝毎朝同じルートで登校しているうちに、家を出てから教室に到着するまでの一連の動作が、無意識レベルで体に染みついているからです。
複数の動作がセットになるメリット
家を出て学校に着くまでには、何度も角を曲がったり、信号を渡ったり、人をよけたりしますよね!
そして学校に着いても、教室までの廊下を歩いたり階段を上がったりします。
だけどそれら全部をひっくるめて、
(学校に行こう!)
という
一つのことを考えるだけで実行できる
ようになっているわけです。
新しい学校に通い始めたころは道順を一つ一つ意識してやっていたのに、毎日通っているうちに考えなくてもできるようになっています。
だからこそ、新しい学年になった瞬間は、ついいつものクセで教室を間違えてしまうんですね!
そして通学時に道順を考えなくてよくなると、
同時に別のことができる
というメリットが出てきます。
例えば暗記カードを片手に覚えながら歩くようなことです。
これって、新しい学校に初めて通学する時には絶対できませんよね!
動作のセット化を目的としたトレーニング
複数の動作が無意識にできるようになることは、実はスポーツや芸術のいろんな分野でとても大事なことなんです。
「基礎練習」という言葉を聞いたことがありますか?
この基礎練習の目的の一つに、
「複数動作をセット化して、無意識に繰り出せるようにする」
ことがあります。
その具体例を紹介していきましょう!