習い始めは最初の「成長期」

中学や高校で初めて部活に入ったとき。

先輩やコーチ、トレーナーといった人たちがやり方を教えてくれます。

道具や器具も子どもの遊び用のものではなく、本格的なものに触れる機会を得られます。

本格的な道具を使い、確かな指導者に教わり始めると、毎日のように新しいことを学ぶことができ、どんどん成長していきます。

これが

新しいジャンルに飛び込んた直後に訪れる、最初の成長期

です!

前回のグラフをもう一度、見てみましょう。

上のグラフの赤い「成長」の部分が、一番初めの成長期ですね。

この最初の成長期は、どんどん知識が増える、毎日新しいことができるようになるという成長の実感があります。

さらに新しい世界に飛び込んだ高揚感・わくわく感もあって、とても楽しい日々です!

この時期に身に付く能力というのは、

  • 道具の使い方を覚える
  • 基本動作を覚える
  • 専門用語を知る

といった、道具と知識によってすぐに獲得できる能力です。

生まれて初めてギターに触れて、ピックで音を鳴らすやり方を教わって、最初の音が鳴ったら嬉しいですよね!

そして一つ二つコードも教えてもらったら、昨日まで一度も触ったことがなかった人でも、それっぽい和音が出せるわけです。

しかしこのような、

新しい道具と基礎知識を得ることによる急激で明白な成長

というのは、数日から数週間程度で終わります。