「感じがいい」答え方の理由
前回の記事で、頼まれごとに対する4つの答え方を紹介しましたが、イヤな感じがする答え方と、そうでない答え方がありました。
その違いはなんでしょう?
ポイントは、要求を受け入れるか断るか・・ではなくて、
自分のことも相手のことも両方大事に考えているかどうか
ということなんです。
イヤな感じがするのは、こういうときです。
- 自分を押し殺して相手の要求を受け入れる
- 相手の気持ちを無視して自分の希望を通す
逆にいい感じがするのは、こういうときです。
- 自分が納得できた上で相手の要求を受け入れる
- 相手の気持ちを考慮した上で自分の希望を通す
この違いを意識して、事例の答え方(1)~(4)をもう一度見返してみましょう!
答え方(1)
休んでたならノートないとやばいね。
いいよ、貸してあげる!
(勉強しないとやばいのに! 本当は貸したくないなぁ~・・)
答え方(2)
ムリムリ、私も今から勉強するから!
休んだのは自分でしょ?
(急に言われても知らないよ!)
答え方(3)
私も今から勉強しようと思ってたんだけどな~。
貸してあげるけど、今度何かあったら助けてもらうよ!
(前回の内容は覚えてるからテストは大丈夫!)
答え方(4)
実は自分もこれから勉強しないといけなくて、、、
悪いけど今貸すのはちょーっと難しいかな!
午前中に言ってくれてたら貸せたんだけど、ゴメン!!
こうして見比べると、
「感じがいい」の正体は、相手も自分も尊重する態度
だということが分かりますか?
ノートを貸してと頼まれたとき、自分の事情を考えた上で貸してもいいと思えるなら、もちろん貸せばいいんです。
だけどその時、
- 私も本当は勉強したかったのを我慢してるんだよ!と相手に伝える
- 次はあなたに助けてもらうからね!とギブアンドテイクをリクエストする
というように、
自分の気持ちや要求
をちゃんと伝えましょう!
逆に貸したくないと思ったら、もちろん断っていいんです。
その時は、
- 自分もノートで勉強したいから、と貸したくない理由を相手に伝える
- 希望に沿えなくて申し訳ない、と相手の気持ちへの配慮も伝える
というように、
相手の気持ちも考えている
ということを伝えましょう!
自分も相手も尊重する「感じのいい」答え方、分かりましたか?