とあるデザイナーさんが書かれたコラムの一部分を紹介します!
クリエイターには2つの人格が必要です。
「作る自分」と「見る自分」。
もの作りをする時には、この2つの人格が競い合い、協力し合って進めていくのだと思います。
引用元書籍:「デザインの教室」佐藤好彦 著/エムディエヌコーポレーション
「作る自分」と「見る自分」、イメージは湧きますか?
作品作りに没頭している自分と、それを一歩離れたところから見ている自分。
自分の中から湧き上がってくる創作意欲と、できあがったものを客観的に評価する批判的な心。
そんな風に、
創作活動をする人は、心の中に二つの人格が共存している
と考えられるんです。
どちらの人格が強い?
あなたは自分の作品、例えば絵や作文、ダンスの録画などを、見返すことが恥ずかしいと感じることはありませんか?
恥ずかしいどころか、
下手くそすぎて二度と見たくない!!
なんていう気持ちになることはありませんか?
特に自分が苦手な分野ではこんな風に思いがちですね。
私も絵が苦手だった頃は、
(とにかく絵だけは私に描かせないで!)
とよく思っていました!
逆に、得意分野であれば自分の作品が素晴らしく感じることもあります。
やばい、うますぎて賞を取っちゃうかも!!
こんな風に思えるときは最高ですね!
作った作品がいい出来だと感じられると、自信がついて、またすぐに次の作品に取り掛かりたくなります。
この二つのパターンのどちらに当てはまるかは、「作る自分」と「見る自分」の力関係によります。
つまり、
- 自分の作品の欠点が目について創作がイヤになるときは、「見る自分」が強くなっている
- 自分の作品が好きで創作意欲が湧きあがってくるときは、「作る自分」が強くなっている
というわけです!(続く)