頼むときはゴールを明確に伝えよう!(1)


前回の記事では、

責任ある仕事を頼まれた方は、不明点があって強い不安を感じる

というお話をしました。

その不安とは次の二つです。

  1. 何をどこまでやれば完了なのか?(ゴールが曖昧)
  2. その仕事は自分にできるのか?(実現性が不透明)

今回は一つ目、

曖昧なゴールに対する不安を解消する

ために、リーダーがやるべきことをお話しします!

 

1. できあがりの形を伝える

例えば文化祭で焼きそばを出す模擬店をやることになったとします。

文化祭委員のあなたが、メニュー開発の担当チームに

じゃあ、焼きそばのメニュー開発はこのメンバーにお願いしますね!

とだけ言っても、

「それって何をやればいいの?」

となってしまいます。

レシピサイトからレシピを選んでくればいいだけなのか?

焼きそばを一皿分、作って見せればいいのか?

「メニュー開発」という言葉が抽象的過ぎて、戸惑ってしまいますよね!

指示を出す方が、具体的に

何をどんな形で」

提出してほしいのかを言ってあげた方が、ゴールのイメージがはっきりして引き受けやすくなります。

じゃあ、メニュー開発はこのメンバーにお願いします!

作ってほしいものは、

  • 調理手順書
  • 食材リスト
  • 食器リスト
  • 調理道具リスト

の4つです!

と言えば、

なるほど! 手順書と、必要な品物のリストが欲しいんだな

と分かりますね!

 

誰が何に使うかを伝える

さらに、この提出物を誰が何に使うのか、というのも伝えましょう!

例えば、

「調理手順書は、当日の調理チームのメンバーがそれを見ながら作ります。

品物のリストは、調達チームに渡して事前に買い物をしてもらうために使います。」

こんな風に、誰がどうやって使うのかを伝えてあげると、求められていることがさらにはっきりしてきます。

ここまで言えば、メニュー開発チームの人からもこんな発言が出てくるかもしれません。

「当日の調理のときに使うなら、A4の紙一枚か、多くても見開き一ページには収まる手順書がいいよね?」

具体的なゴールのイメージがつかめてくれば、相手からも追加の質問や提案が出てきやすくなります

「そうだね、手順書は調理中にめくらずに読める形がいいと思う!」

こんな風に答えてあげましょう!(続く)