あなたはリーダー的な立場になったとき、
「人に仕事を頼む」
ということがうまくできますか?
頼む前から、
(きっと嫌がられるだろうな)
(引き受けてくれないかもしれないな)
とユーウツになって、
(いいやもう、頼まずに自分でやろう)
と思ってしまうこと、ありませんか?
でも、
人に頼むより自分でやった方が気が楽!という考え方は、非常にマズい
んです。
なぜなら、最初はそれでいいと思っていても、続けているうちにやがてこんな風に気持ちが変わっていくからです。
- 頼みたい仕事がいくつかあるけど、みんな積極的に目を合わせようとしない。もう自分でやってしまおう
- なんで私だけが、たくさん仕事をしなきゃいけないんだろう?
- 私がこんなにたくさん仕事をしてるってこと、見てれば分かるはずなのに。誰も自分から協力を申し出てこない!
- みんなが自分だけに責任を押し付けている! リーダーなんて二度とやらない。みんな消えていなくなれ!!
こんな風に、まるで負の感情を吸収して巨大化するアクマのように、疑問が日に日にふくらんでいきます。
そしてついには「闇落ち」に至るというわけです。
周りの人はどう思ってる?
周りの人だってもちろん、リーダーが仕事を抱えていて、不満を持っているのは知っています。
みんな、きっとこんな気持ちでいるでしょう。
- 自分たちにも仕事を振られるかもしれないな。正直面倒だけど、やらないとは言いづらいし、頼まれたらやるしかないか~
- あれ? 頼んでこないぞ。リーダーが自分でやるみたいだな。頼まれなきゃそれに越したことはないし、様子見しておこうっと
- なんだろ、最近リーダー怒ってるみたい。自分たちが手伝わないから? 確かに後ろめたい気持ちはあるけど、だったら頼みにくればいいのに・・。
- いまさら手伝うよって言い出しづらいし、”近寄るな” オーラも出てるし、もう放っておこうっと!
この周りの人たちの考え方、薄情だと思いますか?
自分から仕事を見つけて、手伝わせてくださいと申し出るべき、と思う人もいるかもしれません。
でもそれはきっと望みすぎなんです。
「人に頼む」ことがリーダーの仕事
リーダーが陥りやすい心理として、
自分から頼むわずらわしさを避け、相手から協力を申し出てくることに期待してしまう
ということがあります。
ある意味、このわずらわしさを乗り越えて
「人に仕事を頼む」
というのがリーダーの一番の仕事と言ってもいいかもしれません!
とはいえ、
(私に頼まないでよね!)
というオーラを積極的に出してくる人もいますよね。
人に頼むのってかなりストレスを感じることですから、今うまくできないリーダーの皆さんも、自分を責めないで大丈夫です!
これからの記事では、
人に仕事を頼むハードルをいかにして下げるか
というアイデアをご紹介していきたいと思います!