責任ある仕事を頼まれた側が感じる不安が二つありました。
- 何をどこまでやれば完了なのか?(ゴールが曖昧)
- その仕事は自分にできるのか?(実現性が不透明)
今回は二つ目の、
自分にできるのか?という不安を解消する
ために、リーダーがやるべきことをお話しします!
誰がメンバーに欲しい? と訊く
例えばあなたは文化祭委員という、クラス全体をまとめるリーダーだとします。
そして広報チームのリーダーを誰かに頼みたいとしましょう。
広報って、キャッチコピーを考えたり、ポスターを作ったり、SNSを活用したりしますよね。
こういうときって、ワードセンスのある人とか、絵が描ける人とか、社交的な人とかが欲しいですよね!
もし広報チームのメンバーがこんな感じだったらどうでしょう?
- スポーツは任せろ! でも作文はちょっと・・
- 数学は得意なんだけど、絵心はゼロなんだよね。。
- SNS? そんなの興味ないね~っと
このメンバー編成、明らかに広報にむいてないですよね!
顔ぶれを見てうまくいきそうにないと思ったら、誰もチームリーダーを引き受けようとは思いません。
なるべくその仕事が得意そうな、好きそうな人を割り当てれば、うまくいきそうな気がしてきますよね。
その仕事にふさわしいメンバーをそろえてあげることで、チームリーダーも
(うん、このメンバーならできそうだ!)
と自信を持つことができるでしょう。
広報なら、美術部員を入れるとか、友達の多い人を入れるとかでしょうか。
このように、クラスのリーダーであるあなたには、
適材適所に人を配置する
というとても大切な役目があるんです。
まずは広報チームのリーダーの人に、
「誰かメンバーに入ってほしい人はいない? 私も一緒にお願いしに行ってみるよ!」
と伝えて、ぜひ希望を聞いてあげてください!
こういうときも、あなたが決めたメンバーを伝えるのではなく、誰が欲しいかを広報チームのリーダーに訊くことで、参加意識を高めることができます。
希望を訊くというのは、相手の都合に合わせているようでいて、実は相手に考えさせていることになるんです。
つまり、
希望を訊くことによって、「参加」してもらうことができる
んですね!
そうして、このメンバーなら大丈夫! と安心できるようなチーム編成を一緒に行いましょう。
「○○さん、この前の美術の時間に書いてたイラスト、とてもかっこよかった! その画力を見込んで広報チームを手伝ってくれないかな?」
「○○さんって、SNSの文章がいつも明るくて楽しいよね! 店舗の宣伝にも力を貸してもらえませんか?」
こんな風に、ちゃんと相手へのリスペクトを言葉で伝えて、人を集めていきましょう!(続く)