頼むときは人・物・相談先を用意しよう!(1)

責任ある仕事を頼まれた側が感じる不安が二つありました。

  1. 何をどこまでやれば完了なのか?(ゴールが曖昧)
  2. その仕事は自分にできるのか?(実現性が不透明)

今回は二つ目の、

自分にできるのか?という不安を解消する

ために、リーダーがやるべきことをお話しします!

 

誰がメンバーに欲しい? と訊く

例えばあなたは文化祭委員という、クラス全体をまとめるリーダーだとします。

そして広報チームのリーダーを誰かに頼みたいとしましょう。

広報って、キャッチコピーを考えたり、ポスターを作ったり、SNSを活用したりしますよね。

こういうときって、ワードセンスのある人とか、絵が描ける人とか、社交的な人とかが欲しいですよね!

もし広報チームのメンバーがこんな感じだったらどうでしょう?

  • スポーツは任せろ! でも作文はちょっと・・
  • 数学は得意なんだけど、絵心はゼロなんだよね。。
  • SNS? そんなの興味ないね~っと

このメンバー編成、明らかに広報にむいてないですよね!

顔ぶれを見てうまくいきそうにないと思ったら、誰もチームリーダーを引き受けようとは思いません。

なるべくその仕事が得意そうな、好きそうな人を割り当てれば、うまくいきそうな気がしてきますよね。

その仕事にふさわしいメンバーをそろえてあげることで、チームリーダーも

うん、このメンバーならできそうだ!

と自信を持つことができるでしょう。

広報なら、美術部員を入れるとか、友達の多い人を入れるとかでしょうか。

このように、クラスのリーダーであるあなたには、

適材適所に人を配置する

というとても大切な役目があるんです。

まずは広報チームのリーダーの人に、

「誰かメンバーに入ってほしい人はいない? 私も一緒にお願いしに行ってみるよ!」

と伝えて、ぜひ希望を聞いてあげてください!

こういうときも、あなたが決めたメンバーを伝えるのではなく、誰が欲しいかを広報チームのリーダーに訊くことで、参加意識を高めることができます。

希望を訊くというのは、相手の都合に合わせているようでいて、実は相手に考えさせていることになるんです。

つまり、

希望を訊くことによって、「参加」してもらうことができる

んですね!

そうして、このメンバーなら大丈夫! と安心できるようなチーム編成を一緒に行いましょう。

「○○さん、この前の美術の時間に書いてたイラスト、とてもかっこよかった! その画力を見込んで広報チームを手伝ってくれないかな?」

「○○さんって、SNSの文章がいつも明るくて楽しいよね! 店舗の宣伝にも力を貸してもらえませんか?」

こんな風に、ちゃんと相手へのリスペクトを言葉で伝えて、人を集めていきましょう!(続く)